Diary of a rail fan in Kansai,Japan(Ver.2)

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Twitterに書いた事とダブりますが

個別指導塾でアルバイトとして働く知り合いの話なんですが、(大学側の事情で)大学の予定が急に変更になってシフトを変えないといけなくなったみたいです。
すると上の人間に怒られたらしく、凹んでいました。


その知り合い本人には全く落ち度が無いのに怒られるとは理不尽ですね。


そもそも、大学という教育機関は毎日がイレギュラーなスケジュールに追われているわけで、塾側もそれを承知しながら教育現場に大学生を大々的に配置しているはずなんですね。


何故、大学生を雇いたいかと言えば、
・大学在学中なので、アルバイトとして低賃金で雇える*1
・アルバイトが大半である故に生徒数の急激な増減に柔軟に対応出来る
・特別な場合を除いて、生徒と年齢が近く、生徒に馴染みやすい環境に出来る
等がありますが、大学生である故、学校事情でシフトを変えないといけないケースがあるというリスクが伴います。


そのリスクを承知しておいて、いざリスクに直面すると怒り出すというのは「テスト勉強しないとヤバいと知っていながら、テスト前に勉強せずにテスト受けたら、点数が悪くて怒っている子供」と変わりませんね。


よほどの事がなければスケジュールの変更が無く、それが当たり前となっているために時間に厳しい小中学生や高校生と、不安定なスケジュールを抱える大学に翻弄されやすい大学生を同じ場に共存させているわけですからね。


大学の予定が狂いやすい遠因を考えてみますと、やはり「研究の進捗状況」でしょうね。
例えば、研究が上手くいかない→論文提出が延期→勉強会の振替→その勉強会の面倒を見る教授の授業が振替→その授業を受けている学生がアルバイトのシフト変更といった感じに。


それぞれの場面で「予備日」というクッションがあれば、研究の行き詰まりという衝撃がどこかのクッションで吸収されて、最終的にアルバイトのシフト変更まで衝撃が走らないでしょうが、衝撃が強すぎてクッションが役に立たなかったり、何かの拍子でクッションが無かったりするとアルバイトのシフト変更まで衝撃が伝わってしまうわけですね。


根源の「研究の進捗状況」が上手くいけば良いわけですが、研究というのは徹夜でやっても上手くいかなかったりと、こればかりはどうしようもありません。
むしろ、未来の日本を支えていくためには研究を無くすわけにいかないでしょう。


つまり、どう頑張っても大学のスケジュールの不安定性は不可避なわけです。
もっとも、大学生を雇う塾経営者の方々が「日本の将来なんてどうでも良い!」と仰るなら話は別ですが。


ともかく、大学生が大学側の事情で休む事になっても塾側はそれを真摯に受け止めるべきです。それが出来ないのであれば、大学生を一切雇わない塾にするしか無いですね。


それ以前に
あんなブラック企業に理論というものは通用しないだろうが

*1:卒業後に雇うと、正社員扱いにせざるを得ず、保険整備等ではるかにコストが嵩む。