今日の話ではないんですが、この前に親の知り合いに「クルマ乗るのに憧れへんの?」みたいな質問を受けました。
いやぁ〜、僕は自動車教習が嫌で嫌で仕方無かったんですけどね。て言うか実地教習よりも講義の教習の方が格段に楽しかった件w
クルマ乗って隣から苦言を呈されるよりも、授業でビデオ見た方が面白いですし。「あっ、この電車が映ってるという事は相当古いビデオやな」とか。(ぇ
教習はともかくとして、実際に乗られるようになってもそんなに嬉しくないですね。
「あ〜、もう教習所行かんでいいわ。」という安堵感があるぐらいで。
何て言いますか、親の世代はクルマに憧れを持ってる人が多いんですかね。
ちょうど彼等の少年少女時代は高度成長期真っ只中で急速にモータリゼーションが進んだ時代であって、クルマという今までは手の届かなかったものに兄ちゃんや姉ちゃんが簡単に乗り回しているのを見て、「あんなん乗りたい!」と切望したことでしょうね。
ところが1980年代以降になると、クルマが当たり前の存在になって、若者がクルマに対して特別な感情を抱かなくなり…
しばらくするとクルマによる環境問題も叫ばれるようになって、大都市部ではむしろクルマを厭う人が増えてきたのが私の10年弱上の世代。
そして、僕等の世代では「大都市の近辺を移動するぐらいやったら、クルマ要らんけど、遠出する時とか、電車で不便トコ行く時とかは嫌でもクルマ乗らなあかんから、とりあえず免許は取っておこ。」という考え方の人が多いような気がします。
親に「自動車免許取りなさい」と言われて、嫌々で自動車教習に通っている友人も少なくありません。
特に鉄道の衰退した地方では、嫌でも自動車教習に行く傾向が強いようで、宮崎の女性も「友人と遊ぶ時はクルマでみんなを迎えに行く。電車なんか乗るのはクラブの大会の時ぐらい」というような事を言っていました。
昔は夢に到達するための手段であった自動車教習が、今や半ば義務教育的な資格取得学校と化しているんですね。
そういえば、かなり前に美容室に行った時に、理髪師さんが気を利かしたかったのか、散髪中のちょっとした待ち時間の時に「カーマニア」か何かのクルマ専門誌を持ってきてくれました。僕はそんな本に興味が無かったので読みませんでしたが。
ちなみにその理髪師さんも親のちょい下ぐらいの世代で、「若い男=クルマ好き」という観念がありそうです。
理髪中に鉄道ファン(雑誌名)を持ってきてくれるような理髪師さんが現れる時代は来るのでしょうか。