Diary of a rail fan in Kansai,Japan(Ver.2)

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女性専用車両に対する各国の反応

・韓国
1992年、京釜線及び京仁線の水原−仁川と、ソウル地下鉄1号線区間で導入したが、実効性が小さかったため廃止。
その後、朝の6時30分〜9時に限り女性・老人・障害者専用車両が2008年から正式にソウルの広域電鉄に設置されているが、過半数の女性団体から「女性専用車両以外では痴漢しても良いという歪んだ考え方を生む」「男性を潜在的性的犯罪者とみなし、男女間の不信を深める」という理由で批判されている。
その後の女性専用車両の動向は不明。


・台湾
2006年6月1日から台湾鉄路管理局の通勤電聯車(現在の「區間車」)に女性専用車両が設置されていたが、罰則がなく、男性が専用車両に混乗する事が常態化していた上に、女性からも「列車の編成ごとに女性専用車両の停車位置が異なり、ホームでの十分な説明がなかったため不便だ」と不評だったので半年経たずして廃止。
但し、2010年5月26日に屏東線の屏東—枋寮間を走行していた區間車で、男性客が女子高生に性的暴行を加える事件が発生したため、5月28日は緊急措置として、夜間に走行する各種別の列車に女性専用車両が設置された。


・香港
性的ないやがらせが横行していたので、香港MTR(港鉄)に設置の要望があったが、港鉄側は「女性専用車両を表示する事は技術的に困難」と回答している。


・中国
2009年6月に北京地下鉄1号線、2号線で設置計画が浮上した。しかし、「薄着の夏場になると、ラッシュ時の男性客との密着がイヤ」「セクハラを経験したことがあるので女性専用車両は賛成だ」という意見がある一方で、「男性蔑視ではないか」「女性専用があるのなら、お年より専用、子供専用、障害者専用もあってしかるべきだ」「運営コストが増える」「輸送能力と輸送量の格差問題が浮き彫りとなる」等の反対意見があり、流れてしまった。また。上海地下鉄は「上海では、女性専用車両の設置はまだ時期尚早と考えており、それよりも輸送能力を高めて乗客の便宜を図っていきたい」とコメントしている。


・マレーシア
2010年4月28日からKTMコミューター、3両編成の中間車で導入開始。


・タイ
タイ国鉄は2002年からバンコクチェンマイ間の寝台急行列車に女性専用車両を投入した。


・インド
ニューデリー、チェンナイなどの大都市の通勤電車に女性専用車両がある。「レディース・スペシャル」と呼ばれる女性専用列車も運行されている。


・ブラジル
リオデジャネイロ地下鉄で1990年代に導入されたが、台湾鉄路管理局と同様の理由で廃止された。2005年から試験導入されたが、「憲法に抵触する」と批判され物議を醸している。その後は不明。


・ロシア
長距離列車に酔客対策として「女性専用コンパートメント」がある。


以下のイスラム諸国ではイスラム教の戒律の関係上、女性専用車両を設置している。
パキスタン
カラチでは女性専用車両が終日設置されており、女性専用車両しか女性は乗らない。


インドネシア
KRLジャボタベックで急行電車2編成に設置。


・イラン
テヘラン地下鉄で終日導入。


・エジプト
カイロ地下鉄で終日導入。時間帯により対象車が1両→2両に。


・フィリピン
マニラ・ライトレールのイエローラインで終日導入。