最近、仏像に悪戯される事件が相次いでいるようですが、これは偶像崇拝を批判する者の犯行ですかね。
まぁ、単なる遊び半分の悪戯でしょうが、
以下の件は偶像崇拝が嫌いな人間が絡んでいるんでしょうかね
都青少年健全育成条例改正案:都議会本会議で否決 9月にも再提案(毎日jpより)
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100617ddm012010052000c.html
今回出された案は「18歳未満の性的行為を過度に描いた漫画の18歳未満への販売を規制する都青少年健全育成条例改正案」というもの。
有名な話ですが、皮肉にも提案した東京都知事自身はこのような18歳未満の性的行為を過度に描いた小説を出されています。
にも関わらず、18歳未満の性的行為を過度に描いた漫画を否定するとは偶像媒体が嫌いなんでしょうか。
ただ、こういう「漫画に対する偏見」は以前からも存在しているようで、NHKの朝ドラ「ゲゲゲの女房」でも、水木しげるさんの描く「悪魔くん」という漫画を有害図書としてイチャモンをつけにくる団体が出てきます。
偶像やら漫画やらに限らず、こういう方々というのは「子供に少しでも悪影響を及ぼしそうなモノを一切見せない。そうすれば、子供は健全に育つ。」と思い込んでいる方々なんではないでしょうか。
限度はあるでしょうが、子供はある程度悪い事も知りつつ育つ必要があるでしょう。上記の漫画が子供にとって悪いかどうか分かりませんが、仮に悪いとしても「そういう世界がある」というのを知っておくのは大事なことで、
例えば、「子供を麻薬に手をつけさせない」という信念の下で、子供から麻薬事件に関する一切の情報を遮断すれば、「気持ち良い薬を売りつけてくるお兄さんがいるけど、これは悪い人」という概念自体が子供の頭に作られず、何も知らずにお兄さんに誘われて知らず知らずのうちに麻薬を打たれる可能性が逆に高くなるかもしれません。
性教育に関しても同様で、こちらも「小さい頃からするな」という方々が上記の漫画を否定する方々とほぼ同じ面々でいます。しかし、皮肉な事に1980年代、小さい頃からまともな性教育をしていなかった南アフリカでは正しい性知識が一般に認知されていないせいで「処女と性交すればHIVが治る」という嘘が広まって、HIVが爆発的に広がるという結果を招いています*1。
結局のところ、「して悪い事≠子供に見せて悪い事」だということ。(勿論、見せてはいけないものもあるだろうが)
もし「して悪い事=子供に見せて悪い事」だったら、どうなるでしょうね。
「この日記は大学で単位を落としている低能な人間の著作物だから、子供に有害*2」として、当日記もフィルターにかけられるかもしれませんねw
そうなったら、18才未満でこの日記の鉄道情報を楽しみにしている方々(←いるのか)に多大な迷惑が掛かるでしょう。
*1:Wikipedia「南アフリカ共和国#治安および感染症」を参照。
*2:また、2010年3月10〜11日の日記でアニメに言及している部分があるので、それも規制で引っ掛かるかもしれない。