2010年3月1日に台湾新幹線がダイヤ改正を行ったようで・・・
・台北22:17発の左営行き列車(左営には23:59着)の停車駅変更
変更前:板橋、台中、嘉義、台南に停車
変更後:桃園、台中、嘉義、台南に停車
・停車駅の変更により、桃園から左営方面への終電時刻が繰り下げ
変更前:22:16
変更後:22:31
・停車駅の変更により、板橋から左営方面への終電時刻が繰り上げ
変更前:22:21
変更後:22:03
・改正日の列車の団体予約は2月15日から
停車駅を板橋から桃園に変えた理由は、桃園国際空港から台中以南に行くお客さん目当てみたいですね。
新幹線が開通して台湾の国内線の航路が激減したので、桃園国際空港から台湾南部に向かう客の事も無視できない状況になってきたんでしょう。
ちなみに新幹線開通後の台湾の航空業界の衰退ぶりは半端無いようで、Wikipediaの「台湾高速鉄道#年表」記事から関連項目を抜粋すると
2007年 1月5日 - 板橋〜左営、1日19往復の運行で仮営業開始
3月31日 - ダイヤ改正で上下計25往復に増発。
5月1日 - 台北〜台中の航空路線が撤退
6月1日 - 2回目のダイヤ改正。上下計31往復に増発。
7月27日 ダイヤ改正で上下計37往復に増発
8月16日 - 台北〜嘉義の航空路線が撤退
9月14日 - ダイヤ改正でデータイムを中心に下り45本、上り46本に増発
11月9日 - ダイヤ改正。下り57本、上り56本に増発。
2008年 1月18日 - ダイヤ改正。曜日別ダイヤの導入に伴い、週末を上下63往復(金曜・月曜は60往復、平日火曜-木曜は57往復)に増発
3月1日 - 遠東航空の台北-台南線、立榮航空の台北-高雄線が撤退
4月1日 - 台北(松山機場)-高雄間の航空路線が1日15往復に減便
5月1日 - 桃園国際空港-高雄間の国際線連絡便が8便から4便に半減。(エバー航空が廃止、中華航空は1日4便に減便。)
5月12日 - 遠東航空の経営破綻で国内航空路線の全便の運航がこの日で終了する。
5月16日 - 臨時ダイヤの定期化として、金曜日下りと日曜日上りをそれぞれ1本ずつ増発。
6月1日 - 台北-高雄の航空路線が2社で1日6往復に減便(その後、同月下旬に更に半減)
7月1日 - 復興航空、台北-高雄線から撤退
7月4日 - ダイヤ改正。週末を上下70往復(金曜・月曜は66往復、平日火曜-木曜は64往復)に増発
8月1日 - 台北-台南間の航空路線が消滅。(復興航空の撤退)
8月16日 - 華信航空、台北-高雄線を1日1-2便(週12→7便に減便)、9月末での撤退を民航局に届出。
9月1日 - 華信航空、台北-高雄線を週3便に減便。
12月1日 - ダイヤ改正。各駅停車は下り1本、上り1本増発
2009年 3月16日 - 景気低迷による経費削減策の一環で運行本数の週942本から週816本に減便したダイヤをこの日から実施。
7月01日 - 夏季ダイヤ(7月-8月)として週863便への増便と、自由席車の減車(月-木曜日は9-12号車の4両から11・12号車の2両に、金-日曜日は全車指定席)を実施。
2010年 1月08日 - ダイヤ改正。週末を中心に週879便に増便。
最初は新幹線の躍進が凄かったみたいですが、最近は航空業界と協調する出来事が目立っています。今回の改正もそれを象徴したものとなりました。
※長文なので英文略