泉北高速が世界一運賃が高いのは大嘘

知り合いの和泉市の女性が言ってました。

しかし、少なくとも国内ですら「一番運賃が高い」わけではありません。

「都市鉄道」の範疇で他社と比較してみますと・・・

まずは初乗り運賃で比較

会社名（通称名）	初乗り運賃	備考
泉北高速鉄道	160円	なし
大阪市営地下鉄	200円	なし
北総鉄道	200円	なし
京都市営地下鉄	210円	なし
埼玉高速鉄道	210円	なし

思いつくだけで、泉北高速よりも初乗り運賃が高い会社はこれだけあります。

次に、和泉中央〜中百舌鳥の14.3kmとほぼ同じ距離の運賃で比較

会社名（通称名）	14.3kmの運賃	備考
泉北高速鉄道	320円	光明池〜和泉中央の加算運賃含む
山陽電鉄	430円	なし
埼玉高速鉄道	460円	なし
神戸電鉄	480円	なし
北総鉄道	630円	なし

こちらも思いつくだけでこれだけ

1km当たりの加算運賃で比較

会社名（通称名）	1km当たりの加算運賃	備考
泉北高速鉄道	約12.4円	2.1km〜15.0kmの平均（光明池〜和泉中央の加算運賃含む）
埼玉高速鉄道	約21.0円	3.1km〜15.0kmの平均
北総鉄道	約23.5円	3.1km〜29.0kmの平均

これでも上がいます

というわけで、泉北高速鉄道線が世界一運賃が高いどころか、日本一運賃が高いのも嘘という事が証明できました。
もっとも、泉北高速鉄道の初開通が1971年、北総鉄道の初開通が1979年、埼玉高速鉄道の初開通が2001年なので
「1971年〜1979年において、日本の都市鉄道で一番運賃が高かった鉄道会社」だったかもしれませんが。

こう見てみると埼玉高速鉄道が最も運賃が高いんですが、地方私鉄を見てみると
例えば大井川鐡道が
初乗り運賃・・・150円
和泉中央〜中百舌鳥の相当距離部分の運賃・・・680円
1kmあたりの加算運賃・・・約45.0円（3.1km〜40.0kmの平均）

と高くなっていたりします。