Diary of a rail fan in Kansai,Japan(Ver.2)

About world's rail news, general news, my train pictures, and travel diary)

Creative Commons License
This work is licensed under a Creative Commons Attribution-NonCommercial-NoDerivatives 4.0 International License. クリエイティブ・コモンズ 表示 - 非営利 - 改変禁止 4.0 国際 ライセンスの下に提供されています。

List of my travel diary My train photoes The other contents

反下宿派

※以下、special-rapid223の独断と偏見が書かれています。
一昨日か昨日か忘れましたが、友達が「下宿したいなぁ。」と言っており、僕は「僕は反下宿派やで。」と反応しました。


「長時間通学するよりも下宿した方が楽や。」と思っている人間がいますが…
僕に言わせれば、それは大きな間違いであります。


まず、下宿の利点として、
1.通学時間がかなり減るので、その分の自由時間が増える。
2.料理等の1人で生活する技術が上達する。
3.親にガミガミ言われない。


等がありますが、まず1番目の「自由時間が増える」というのは間違いです。
通学時間は全て無意味な時間かと言いますと、決してそうではありません。


まず、通学時間の内訳を見てみると、おおむね電車*1やバスの乗車時間が5割以上を占めます*2。特にspecial-rapid223の通学時の場合は、電車の乗車時間が7割を優に超えます。


この乗車時間を利用して、読書や宿題、音楽を聞く等が出来ます。
また、地下区間を走らない場合*3は携帯電話でメール交換やネット検索も出来ますし、電源と無線LANの問題をクリアすればノートパソコンで用事をするのも可能です。
また、鉄道やバスを通学に利用する事で、公共交通機関の維持にも貢献する事が出来ます。
データが無いので断言はできませんが、学生が通学で電車やバスを使うお陰で日本の公共交通機関が維持されている(発達している)と言っても過言ではないのでしょうか。
その点、欧米と違って、日本の大学がどこも全寮制を採用していない*4のは賢明な判断だと思います。


また、学校から下宿場所の短い区間で、それも徒歩や自転車で、電車内のように、したい用事が出来るかというと、非常に難しいです。


次に、「1人暮らしの術が身に着く」というのがありますが、これも非常に疑問です。
料理といっても、出来合いで済ませてしまう人も多いですし、料理を作るにしても料理に掛かる時間も馬鹿になりません。電車やバスに乗っている時間ならある程度自由に用事が出来ますが、料理している間に別の事は殆どできません。
また、1人暮らしの術なんてものは長期の1人旅行でもすれば身に着きます。


最後に、「親に干渉されない。」というのがありますが、果たして1人だったら、本当に楽なんでしょうか?
子供の生活を支えているのは基本的に親なのであり、全て自分でするのは不可能です。
下宿等で、親の仕事の一部を子供に移譲するとなると、その移譲分の時間は潰されますし、この時間はだいたい通学時間を優に超えます。
その時間のせいで学校の勉強がおぼつかなかったら本末転倒ですし、それに時間を掛けないせいで生活が乱れるのはいけない事です。


それに1人暮らしというのは安全面で問題があります。
自宅では大抵の時間は家の人がいますが、1人暮らしでは大抵は家に誰もいません。
朝、寝坊しても誰も起こしてくれません。
また、仮に急病で倒れた場合、家に1人しかいないと発見が遅れがちです。つまり、1人暮らしではそれで急病人の発見が遅れやすいのです。
しかも、1人暮らしでは栄養摂取に著しく偏りが生じるので生活習慣病にかかりやすく、それが原因で倒れる可能性も高くなります。現に、special-rapid223の知り合いが1人暮らし中にトイレで倒れて、発見が遅れ、命を落としてしまった事例があります。




やっぱり、大学には極力自宅から通う方が良いでしょう。しかし、物理的に通学不可能な場所に住んでいる場合はその限りではありませんが。

*1:気動車を含む。

*2:但し、sonshi1507氏のように原付自転車で通学している場合は除く。そもそもsonshi1507氏のように(原付)自転車通学の人間は長時間通学の人間に該当しないが。

*3:但し、ソウルの地下鉄等では地下区間を走行中であっても携帯電話の電波は常時届くし、日本の多くの地下鉄でも地下の駅構内では電波が届くようになっている。

*4:但し、日本でも中学校や高等学校の極一部で全寮制を採用している。